セゾン投信の中野会長が解任されるそうです。
理由は、親会社の株式会社クレディセゾン代表取締役会長CEO林野氏のもっと沢山投信を売れという支持に中野さんが従わなかったからのようです。
10数年前セゾン投信が設立されたときは非常に熱気がありました。
バンガードと提携してセゾンバンガードグローバルバランスファンドを売り出し、個人投資家の熱烈な歓迎を受けました。
私も同商品に投資し、セゾン投信のセミナーにも何度も参加して中野さんにもお会いしたことがあります。
その後、セゾンバンガードグローバルバランスファンドが債券にも投資していることや絶対的に信託報酬が高いことから同商品を解約しました。
儲けが8万円くらいあったと記憶しています。
現在、セゾンバンガードグローバルバランスファンドに投資するのは愚かなことだと思いますが、それでも銀行で売っている投資信託に比べればセゾンバンガードグローバルバランスファンドの方がずっとましです。
また、セゾン投信は、金儲けだけを目指すのではなく、商品を購入する顧客のためにという気持ちを持っていたと思います。
しかし、それが金儲けだけを目指す林野氏には我慢ができなかったのでしょう。
中野さんは組織の中で新たな事業を始めました。
立派なことだと思います。
しかし、組織の人間である以上、会社の意向の方が通ってしまいます。
中野さんが澤上篤人さんのように自分で事業を立ち上げていればこうはならなかったはずです。
組織に生きる人間のつらさですね。
でも、組織におもねらなかった中野さんは偉い。
セゾン投信は顧客の信頼を失って変貌していくものと思います。
事実上セゾン投信は終わったと言っていいでしょう。
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