いつもどおりたわら男爵さんの記事で知りました。
信託報酬はオルカン、ノムカンと同じ年0.05775%(税抜0.0525%)です。
しかし、業界最低水準の運用コストを目指すという枕詞とは裏腹に、両社で信託報酬に含まれる法定書類の作成・印刷・交付にかかる費用がその他費用になっているためコスト的にはトレカンに似て不利です。
更には、現物運用が基本のようですが、おそらくマザーファンドはこれから設定されるものと思われます。
この点も、既存の大きなマザーファンドがあるオルカン、ノムカンと比べて不利です。
現状、オルカンよりも運用がうまくいく可能性があるノムカンでさえ純資産額が8億円と振るいません(ただし、私は今後の飛躍の可能性はあると考えています)。
両者よりも不利な背景をもちながら両者と同じ信託報酬でこの商品を設定する楽天投信投資顧問の意図が全くわかりません。
新規設定して勝負を挑むのなら法定書類の作成・印刷・交付にかかる費用を信託報酬に含め、更に微差であってもオルカン、ノムカンよりも信託報酬を低くするべきであったと思います。
ところで、私はiDeCoの口座を楽天証券で開設しています。
開設した当時は手数料の面で楽天証券の方がSBI証券よりも有利な状況でした。
しかし、楽天証券のiDeCoには低コストの全世界株インデックス商品がないんですよね(今となっては高コストの楽天全世界株はあります)。
口座移管に手数料がかかるため、現状やむなく楽天証券のiDeCoではたわら先進国株に投資しています。
楽天証券のiDeCoでは、商品数が限定されるのと、おそらく楽天全世界株が売れなくなるため低コストの全世界株インデックス商品が投入されません。
しかし、新規設定される楽天オルカンなら楽天証券のiDeCoで取り扱いがあるかもしれません。
その場合、1年以上経って運用が安定してきたら楽天証券のiDeCoで購入してもいいかなと思っています。
楽天投信投資顧問は楽天全世界株についてギリギリなのでこれ以上信託報酬は下げられないと言い、非常に後ろ向きで残念な姿勢を取ってきました。
しかし、今回楽天オルカンの設定によって頑張る姿勢を示したわけですから、楽天全世界株の信託報酬もせめてSBI・V・全世界株式と同率まで下げてもらいたいものです。
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