今まで漠然と、比較的自由に経済活動できる民主制国家は繁栄し、自由に経済活動できない独裁国家は繁栄しないと思ってきました。
実際に、民主制国家のリーダーアメリカは繁栄し、共産党独裁のソ連はなくなってしまいました。
自由に経済活動できる国は成長し、独裁でそれができない国は衰えていくというのは当然の帰結のように思えます。
しかし、共産党一党独裁のシナは、ここ20数年大いに成長しています。
この2010年に日本をGDPで抜き、今や日本の3倍です。
更には、この10年のうちにアメリカのGDPさえ抜き去る勢いです。
個人の自由を侵害し、報道の自由がない独裁国家でも繁栄していることの実例です。
ちょっと不思議なような気もしますが、考えてみれば当然です。
シナは有史以来専制君主や独裁君主が支配してきた国です。
民主的に選ばれた議会によって制定された法による支配が実現したことはありません。
それでも紙、羅針盤、火薬を発明するなど歴史に大きな功績を残していますし、経済的にも大きな存在であった訳です。
調子が悪かったのは1840年のアヘン戦争からの百数十年に過ぎません。
非常に残念なことですが、独裁国家でも繁栄していくことがあるのです。
しかし、こうした国に投資するのは危険です。
会社は株主よりも共産党の意向を重視しますし、民主的に選ばれた議会が制定した法による支配がありませんので、共産党がしたいと思えば何でもありです。
時価総額比による全世界株投資だとこうした国にも投資しなければならないのがつらいところです。
今のところ世界株に占めるシナの比率は3%程度ですが、10%を超えるようになってきたら投資手法を変更することを検討しなければならないと思っています。
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