2020年8月9日日曜日

日本株低迷の一因

  日本株はもう30年ほどずっと低迷しています。


 20年前には、日経平均が数値でニューヨークダウに抜かれるなど思いもよらないことでした。


 全体としてみると日本企業(の株式)はこの間成長していないわけです。


 この原因はいろいろあるんでしょうが、私はほとんどの日本企業に経営者がいないからではないかと思います。


 サラリーマンから成り上がった偉い人はいるが、メンタリティーはサラリーマンと同じで経営者のものではないのだと思います。


 自分の任期中大過なく過ごせればいいと考える人も少なくないのでしょう。


 こうした企業と違って日本電産やファーストリテイリングなど起業した経営者がいる会社はこの30年でも大きく成長しています。


 どうしたら日本の株式市場の時価総額が上がるのかは私にはわかりません。


 ただし、起業家精神を持った人を尊敬する風土を育むことが重要ではないかと思います。


 それと、人材供給をどうするかが問題ですが、取締役の内部昇格はよくないと思います。


 取締役は会社内部ではなく株主の利益を代理すべきです。


 少しでも変われば株価上昇につながると思うんですが、なかなか変わらないでしょうね。


 私も日本企業で働く身なので変わらない方が助かるんですが、何とも複雑な気持ちです。


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