2023年9月20日水曜日

日本の独立系運用会社に存在価値はあるか?

 アクティブファンドにはインデックスを上回るかもしれないというロマンがあります。


 しかし、大手の運用会社のアクティブファンドは、販売先の金融機関が回転売買をさせたり、買い付けに手数料がかかったりしてインデックスを上回るのは至難の業です。


 これに対して、独立系の運用会社は直販が原則で回転売買もないため長期投資する顧客が多いようです。


 では、その成績はどうなのでしょうか。


 1 さわかみファンド


 私もかつては保有していたアクティブファンドです。


 純資産額は4千億円ほどです。


 スリムTOPIXと比べてみました(左がさわかみファンドです)。


 



 全ての期間でスリムTOPIXに負けています。


 さわかみファンドに投資する意味はないですね。


 2 ひふみプラス


 これはレオスキャピタルワークス株式会社が運用するアクティブファンドです。


 純資産額は5400億円ほどです。


 同社はSBIの傘下に入ったので厳密に言うと独立系ではないんですが同じくスリムTOPIXと比較してみます(左がひふみプラスです)。


 


  ひふみプラスもスリムTOPIXに全ての期間で負けています。


 3 結い2101


 鎌倉投信が運用するアクティブファンドです。


 純資産額は500億円弱です。


 これもスリムTOPIXと比較します(左が結い2101です)。


 



 これはひどい成績ですね。


 鎌倉投信のHPには次の文言があります。


 「結い2101」は、これからの日本にほんとうに必要とされる会社、皆様が応援したくなるような「いい会社」に投資する投資信託です。


 いい会社に投資しても指数よりも儲からないんですね。


 以上3つの独立系運用会社のアクティブファンドを見てきました。


 結論は、儲けたいなら独立系引用会社の商品に投資してはいけないということです。


 近々この三者になかのアセットマネジメントが加わります。


 その運用するアクティブファンドがインデックスを上回ることはないでしょう。


 アクティブファンドにはロマンがあり投資するのが楽しみになり得ます。


 しかし、資産を築くためにはインデックスファンド一択というのが結論になります。


 アクティブファンドにだまされないように気をつけましょう。



 


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