2020年7月13日月曜日

日興アセットマネジメント、インデックスファンドに宣戦布告

 日興アセットマネジメントはインデックスファンドやETFを運用しています。

 しかし、これらはほとんど儲からないんでしょう。


 非常に興味深いので内容を見ていきましょう。

 「今、インターネットを検索すると、賢い投信選びとは「世界株のメジャーな指数に連動するインデックスファンドのうち、信託報酬という日々控除のコストが最も低いものを選ぶこと」が唯一の正解であるかのような意見を目にすることがあります」

 指数に連動できているかも重要なので信託報酬だけが重要ということではありません。

 ただし、日興アセットマネジメントが言いたいのはそこではないでしょう。

 「日興アセットも数多くのインデックスファンドを大切に運用していますが、指数会社が算出する指数の“中身”について深く考えずに、一方で信託報酬率の0.01%の差を神経質なほどに気にする現在の一部の風潮には、やや違和感を覚えます。なぜならどんなにコストが低かったとして、そのインデックスファンドは参照する(連動対象の)指数以上には上がってくれないからです」

 これはそのとおりですが、指数以上に上げるのが難しいんですよね。

 ここで日興アセットマネジメントが売り込もうというのがグローバル・フィンテック株式ファンドという信託報酬税込み1.925%の商品です。

 この商品の直近3年間の成績がMSCIACWIよりもいいのでお勧めだというようです。

 これは、過去3年間のリターンがMSCIACWIを上回る商品を後出しじゃんけんで選んだいかさまです。

 「その大事な「投資期間」と「投資対象」と「リターンへの期待値」について深く考えず、「とにかくコストが一番重要」だとする意見があるなら、今改めて日興アセットがお伝えしたいのは「コストからでなく、リターンのことから考えるべき」というファンド選びのコンセプトです」

 コストからではなくリターンから考えるべきだという主張です。

 しかし、コストは確実なものでリターンはどうなるかわかりません。

 ですので常識人はコストを重視しているわけです。

 「なお、これまで日本では「インデックスかアクティブか」の二軸だけでファンド選びが議論されてきましたが、インデックスファンド以外をすべてアクティブファンドとしてしまう伝統的な分類方法は、現実に鑑みてやや無理がでてきています。株式ファンドは今、下図の3つに分類するのが適切と日興アセットは考えています。・・・
 前掲のフィンテック関連株式や冒頭の「イノベーション」への注目などを意味する③は、そもそも一般的な指数を意識しないものが多いため、それらインデックスファンドとの優劣の議論自体が意味を持ちません」

 面白い概念を持ってきましたが、インデックスに勝てないことが明らかなための逃げですね。

 最近、以前よりはインデックス投資が知られるようになってきました。

 そのインデックス運用は一般に手数料が安く運用会社は儲けられません。

 そこで苦し紛れに日興アセットマネジメントはこのような主張を始めたのだと思います。

 私は現在同社の商品を保有していません。

 こんなインチキ会社の商品は今後も購入することはないと思います。

 日興アセットマネジメントの詐欺的主張に騙される人が少ないことを祈っています。


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