欧米の雇用はジョブ型です。
職務定義書で仕事の内容が決まっていて、その他のことをやる必要はないし、自分が希望しない限り他のジョブに異動させられることはありません。
自分で希望してその仕事をしているのですから、通常その仕事をやりたくないということはあり得ません。
その仕事が大好きとまでは行かなくても、大嫌いであるとか苦手であるということもあり得ません。
他方、その会社でその仕事がなくなったり業務遂行能力が不十分であれば解雇されます。
これに対して、日本の雇用は、中堅企業以上と公務員はメンバーシップ型雇用です。
その会社に就職するので仕事の内容は選べません。
その代わり、一旦就職すると、よほどのことがない限り解雇されることもありません。
私が勤めるブラック企業も一応メンバーシップ型です。
で、私は現在募集されていたら絶対に応募しない業務を行っています。
その中で先日人事関係で今の仕事でやりたいことを記載するよう求められました。
やりたくない仕事をしているのにその中でやりたいことなんてありません。
適当に書いておきましたが、全く何を考えているんだか。
日本人は自分の仕事が大嫌いで会社を憎んでいる人が多いそうです。
私もその一人です。
かつて日本が右肩上がりの時はやりたくない仕事であっても給料が上がっていき何とか耐えられたのでしょう。
しかし、現在はそうではありません。
私は20年近く昇進せず給料も上がっていません。
こんな状況でやりたくない仕事を続けるのはとてもつらいです。
なかなか解雇されないメンバーシップ型は逆に言うと辞めても次に勤めるところがありません。
ジョブ型で転職可能な社会の方が幸せだと思います。
私にはもう間に合いませんが、日本も徐々にジョブ型に代わっていきそうです。
ただし、両方の悪いとこ取りにはなって欲しくありませんね。
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