私の父はリスク資産の運用を野村證券で行っています。
母名義のリスク資産も同じく野村證券です。
母は投資のことは何もわからないので、実質的には父が行っています。
現状、私なら絶対に購入しない商品(野村ファンドラップ)で運用しています。
そこで、両親の立場に立ってどんな商品がいいか考えてみました。
1 ネット証券が使える場合
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)ですね。
純資産総額も240億円強もあって十分です。
しかし、80代後半の父はネット証券の利用に消極的です。
慣れ親しんだ対面営業がいいんですね。
なお、母はネットが使えません。
あとは私が代わりに管理するかですが、父が私に任せるとは思えないので、残念ながらこの商品は使えませんね。
2 ネット証券が使えない場合
eMAXISバランス(4資産均等型)です。
日本と日本を除く先進国の株式と債券に4分の1ずつ投資する商品です。
新興国やリートがある8資産均等型よりも私はこちらの方がいいと思います。
純資産総額は15億円強と少ないですが、マザーファンドが大きいので問題ないでしょう。
ところで、この商品は野村證券では取り扱いがありません。
しかし、メガバンクである三菱UFJ銀行では購入できます。
グループ企業が運用しているからでしょうね。
でも、野村証券の担当者を信頼している様子の父は、三菱UFJ銀行でこの商品を購入することはないでしょう。
野村證券の営業力恐るべし、です。
私は、野村證券では、野村つみたて外国株投信以外に購入してよい商品はないと考えています。
しかし、たしか、この商品はつみたてNISA専用だったかと思います。
80歳過ぎの老人がいまさらつみたてNISAでもないでしょう。
従いまして、野村證券で購入すべき商品はないということになります。
結論としては、私の両親に投資して欲しい商品はあるものの、諸条件から投資は難しいということになります。
非常に残念ですね。