2023年5月6日土曜日

トレカンの信託報酬について考えてみた。

 鳴り物入りの信託報酬税抜き0.0525%で登場したTracers MSCIオール・カントリー・インデックス。


 オルカンやたわら全世界株では運用会社の信託報酬に含まれている指数使用料などをその他費用としていることが判明して多くのインデックス投資家の失望を招きました。


 0.0525%の内訳は、委託会社、販売会社、受託会社いずれも0.0175%です。


 オルカンは、500億円未満で考えると、委託会社0.042%、販売会社0.042%、受託会社0.02%です。


 トレカンをオルカンと比べてみると、委託会社と販売会社は共にー0.0245%、受託会社は

 ー0.0025%です。

 仮にトレカンの指数使用料その他がオルカンと同じだとすると、トレカンは委託会社0.042、販売会社0.0175、受託会社0.0175%の合計0.077%となります。

 トレカンの方がオルカンよりも0.027%安くなります。

 1000万円当たり2700円です。

 SBI証券で保有すると投信保有ポイントがつきます。

 それを考慮すると、オルカンは0.062%なのに対しトレカンは0.0595%で0.0025%トレカンの方が安くなります。

 1000万円当たり250円です。

 微差ですね。

 しかし、信託報酬の販売会社分を投信保有ポイントとして還元するSBI証券のサービスはいつまで続くかわかりません。

 なので、それを考慮に入れなければトレカンの方が私的にはかなり有利になります。

 まだ設定されてすぐで実際の運用がどうなるのかわからないので、実際の投資は第一期の運用報告書が出てからになりますが、トレカンが投資候補になることもあるかもしれませんね。


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