2023年5月14日日曜日

SOMPO123について改めて調べてみた。

 インデックス投資は市場の平均を狙う投資方法です。


 結果として長期で見るとほぼ全てのアクティブファンドのリターンを上回ると言われています。


 しかし弱点もあります。


 一つは指数の使用料。


 実態はベールに包まれていますが、現在のように超低コストファンドが主役になると馬鹿にならないと思われます。


 もう一つは銘柄入れ替えのときに投資家に先回りの売買をされインデックス商品が損をしてしまうこと。


 これも、低コストインデックス商品が主役の現在大きなコストであると思います。


 この2つの弱点がないのがSOMPO123です。


 MSCI-KOKUSAIが参考指数ですが、銘柄数が123と少なめです。


 MSCIの指数を使用していないので当然ながら指数使用料は発生しません。


 また、指数に連動した運用ではないので、指数の銘柄入れ替えの際に市場参加者により高い新指数採用銘柄を買わされるということもありません。


 最新の月報(基準日:3月末)を見ると成績は次のようになっていました。


       当ファンド   参考指数   差

過去1ヵ月間  0.45%     -0.46%   0.91%

過去3ヵ月間  7.35%     6.93%   0.41%

過去6ヵ月間  8.34%     6.98%   1.36%

過去1年間   1.47%     -0.81%   2.28%

過去3年間   -        -      -

過去5年間   -        -      -

設定来     8.87%    7.65%   1.22%

 
 悪くありません。

 手数料について最新の運用報告書を調べると次のとおりです。

 信託報酬     8円  0.077%

 売買委託手数料  10  0.097

 有価証券取引税  5   0.051

 その他費用    29   0.282 

 合計       52   0.507

 かなり高コストです。

 因みにスリム先進国株の経費率は、最新の運用報告書によれば0.143%です。

 売買高比率は、SOMPO123が1.52であるのに対してスリム先進国株は0.43です。

 これもSOMPO123の高コストの原因です。

 何をそんなに売買しているでしょうか。

 新規設定なので買い付けが多いのかとも思いましたが、そこそこ売りつけもしています。

 同時期のSOMPO123とスリム先進国株の運用実績を比べてみると、トータルリターン1年で前者が8.95%、後者が6.17%でした。

 その差は2.78%です。

 高コストのSOMPO123の方が低コストのスリム先進国株よりもかなりいい成績です。

 指数使用料と銘柄入れ替えコストがここまで大きいんでしょうか。

 現在の純資産額は1,887百万円です。

 まだまだ小さいですね。

 しかし、スリム先進国株よりも年率で2.78%も上回るのは非常に大きいです。

 投資対象としてもいいのかもしれません。

 

 




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