2019年6月12日水曜日

マニュファクチュール信仰はやめよう。


 ここ数年、私はマニュファクチュール信者でした。

 特に、自社でムーブメントを作れないのは腕時計メーカーではないと考えていました。

 しかし、最近、少し考えを改めています。

 セイコーはマニュファクチュールです。

 セイコーメカニカルSARB035のムーブメント6R15は当然ながらセイコー製です。

 この6R15、スペックは日差+25秒~-15秒となっていますが、私のSARB035は1日で40秒は遅れます。

 ところで、IWCのマーク18のムーブメントはセリタ300です。

 しかし、日差は2、3秒のようです。

 そして、少なくとも遅れることがないように調整するのがIWCの特徴です。

 価格が違うので比較するのは難しいんですが、自社ムーブメント搭載のSARB035と他社ムーブメント搭載のマーク18のどちらがいい腕時計か?

 私はマーク18だと思います。

 腕時計の価値は、デザイン、精度、耐久性、ブランドなどによって決まると思います。

 マニュファクチュールであるかどうかもブランドに関する評価対象の1つではありますが、あくまでも1つでしかありません。

 このように考えてマニュファクチュール信仰を止めることにしました。

 これからはその腕時計の価値は上記の点を総合考慮して決めたいと思います。
今私が高く評価している腕時計は、オメガシーマスター300IWCのマーク18です。

 当面は(腕時計を買ってしまわないように)余裕資金を作らないようにして鑑賞にとどめるつもりです。

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