2019年5月27日月曜日

セイコーの定価販売戦略は成功するのか?


 ロレックスの正規店では定価で腕時計を販売します。

 しかし、人気モデルは正規店で買うことはできません。

 並行輸入店で定価よりも高い価格で販売されています。

 流通数が少ないのと人気があるのがその理由だと思われます。

 需要と供給の結果です。

 オメガの正規店では定価で腕時計を購入できます。

 並行輸入店では正規店よりもずっと安く購入できます。

 私が欲しいシーマスター300の場合だと4割引です。

 需要と供給の結果だと思います。

 さて、そこでセイコーです。

 セイコープロスペックスマリーンマスターSBDX023は一部量販店でも購入できますが値引きはありません(ポイントは付きます)。

 セイコープロスペックスLXラインSBDB027は百貨店等に販売が限定され、当然値引きはありません。

 巷で高級腕時計といえばロレックスとオメガです。

 そのオメガの人気モデルでさえ定価の4割引で買えるのに、セイコーの腕時計が定価でしか購入できないなんてことがあっていいんでしょうか(オメガのシーマスター300が割引価格で買えることでセイコーのSBDB027の方が高くなってしまいます)。

 セイコーの高級化路線はある程度理解できます。

 しかし、一部のモデルに限定されているとはいえ、グランドセイコーブランドでなくセイコーブランドで割引なしでしか売らないという商法が通用するとは私には思えません。

 私は、次の購入候補としてSBDB027を見据えていたんですが、オメガのシーマスター300が気になって調べているうちに、SBDB027を定価で購入するのがばからしくなってきました。

 SBDB027は私が欲しいスプリングドライブの腕時計です。

 しかし、ブランド価値から言えばオメガのシーマスター300の方が上ですし、デザイン等も上回っているように感じます。

 グランドセイコーならともかく「セイコー」での定価販売固執は需要と供給そして人気を見誤っていると思います。

 私は、セイコーの定価販売固執は結果として販売数が伸びず失敗する可能性が高いと考えています。

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